「バイトテロ」を防ぐにはどうすればいいのか?

どうも、ただの東大生です。

 

突然ですが、今回のブログから「いぬまる」と名乗ることにしました。

 

よろしくお願いします。

 

さて、

 

最近の巷を賑わせている「バイトテロ」というワード。

 

簡単に言うと、アルバイトの店員が不適切な行動をしている様子がSNS等にあげられ、炎上することでお店の評判も落ちる、という出来事の総称です。

 

バイトの行動でお店全体に影響が出るから「テロ」。

 

どうして「バイトテロ」は起こるのか。

 

防止するにはどうすれば良いのか。

 

考えてみました。

 

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 SNSの普及により"バカな行為"が顕在化

アルバイトによる不適切な行為は今までも繰り返されてきました。

 

参考:吉野家、「テラ豚丼」動画騒動で謝罪 - ITmedia NEWS

 

上記の事件は2007 年に起こったものです。

 

つまり、突然「バイトテロ」が行われるようになったのではなく、もともと行われていた行為が顕在化したと考えるのが自然でしょう。

 

その要因はまさにSNSの普及です。

 

個人が気軽に情報を発信することができる時代になったものの、それに対して情報リテラシーの教育が不十分なのでしょう。

 

「ちょっとちょっと考えればわかるはず」なことをわからない人がいるという認識を持たなくてはいけません。

 

今回の一連の騒動も「動画をすぐに消せば問題ない」といった誤った考えが招いたものだと考えられます。

 

テロと言うよりは、ちょっとしたいたずらが世間に広まってしまったくらいなのでしょうね。

 

(もちろん、彼らがした行為はいたずらでは済まされないものです。)

 

くら寿司はこの件に関して、民事的処置、法的処置を行うと発表しています。

 

参考:くら寿司、不適切動画の従業員2人に刑事、民事での法的措置へ 信用回復と不適切動画続出に一石投じるため - ねとらぼ

 

彼らには厳しい措置なのかもしれないのと、果たして賠償金などを回収できるのかというところはありますが、抑止力とはなるでしょう。

 

不適切な行為はバイトの時給が問題?

今回アルバイトの不適切な行為が発覚した飲食店、販売店の時給はお世辞にも高いとは言えません。

 

参考:くら寿司もセブンイレブンもアルバイト店員の時給が安すぎるー繰り返される「バイトテロ」問題ー(藤田孝典) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

もちろん時給が低いからといって何をしても良いと言うわけではありません。

 

しかし、問題は加害者を責めるだけでは解決しません。事件の原因が被害者側にも存在することは少なくありません。

 

時給が低いことは働く人にとってはモチベーションの低下や、自分が酷使されているのではないかという認識にもつながります。

 

実際僕も某牛丼チェーン店で働いていましたが、時給の割に肉体労働は辛く、労働力として搾取されているような錯覚さえ覚えました。

 

こうしたアルバイトの現状を変えなくては根本的な解決にはならないのではないでしょうか?

 

そのアプローチの一つとして、「時給を上げる」というのは有効だと思います。

 

はじめからでなくとも、ある程度仕事に慣れ責任ある仕事につくようになったら昇給させるという感じで良いと思います。

 

仕事のモチベーションにもつながりますし、バイトの待遇を改善すれば応募も殺到、雇う側も優秀な人材を選べます。

 

加害者を叩くだけでは問題は解決しない

日本特有の傾向なのかはわかりませんが、ネット上では加害者を特定するなど、個人的な制裁が行われています。

 

ですが個人が個人を罰して良いという理由はありませんし、加害者にも人権はあります。

 

彼らがしたことは許されないことですが、そこから学ばなくてはこのような事件は無くならないでしょう。